いろいろまっきー色

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その「声」に

その「声」に出会ったのは今から約15年前。
母校の産休先生をしていた頃である。
当時は芸術鑑賞という行事が年に1度あり更に3年に1度劇団四季の演目を鑑賞していた。
私が高校生の時は「ユタと不思議な仲間たち」を観劇して初めて芝居に対して「観て良かった。いいなぁ。」という感想を持ったのを覚えている。

それから数年後にひょんなことから母校に勤務する事になったのだがその年は四季の「オペラ座の怪人」だった。
プログラムなんか買わないし話もわからないしどの役に誰があたっているなんてサッパリわからぬまま観劇をした。
(正直いって開演時間までに生徒を着席させる事で精一杯だったのだ)

噂には聞いていた四季のオペラ座の怪人は幕開けのシャンデリアのシーンから素晴らしく生徒指導なんかそっちのけ状態で劇場をあとにしたのである。
役名は全く分からなかったが1人、(怪人役ではなくて)とても印象に残った「声」があった。
私の中にスーッと入って来たその声はとても温かく「ずーっと聞いていたい」「もう1度聞いてみたい」と思ったのである。
しかし、当時は若気のいたりってヤツで貰ったお給料は観劇代になどまわらず観劇自体遠ざかってしまったのだった。

その「声」も忘れて私は2001年4月に宝塚歌劇団の湖月(こづき)わたるさんに嵌まり(友人の間では「嵌めたのは認めるがそこから先へは勝手に転がっていった」と言われている)、当時彼女は組に属さない専科という立場だったため各組に特別出演していた。
※湖月わたるさんは劇団に入団後、星組に組配属されて1998年に出来た宙組(そらぐみ)に組替え。
2000年6月に各組2番手3番手が全員新専科として集められた中に宙組2番手になったばかりの彼女も入った。
各組特別出演及び外部出演(宝塚以外の舞台等の仕事)を経て2003年2月に再び星組に配属され現在は星組主演男役として舞台にたっている。

2002年6月、湖月わたるさんが外部出演した作品を私は観劇した。
そこで私は忘れていた「声」に再会したのである。自分でもビックリした。
聞き覚えのある声、また私の中にスーッと入って来た声。
十数年の時を経て再会したその「声」は今度はしっかりと私の中に刻まれた。

鈴木綜馬(すずきそうま)さん。

そして…今日、帝国劇場にて公演中の「エリザベート」を観劇。
エリザベートの夫、フランツ役で出演。
チケットも3月には押さえてこの日を待ち焦がれていた私。
夫婦のデュエットである「夜のボート」。オペラグラスを上げたいのをグッと堪えて目を閉じて聴いた。
涙が溢れ出てきた。
あまり泣くようなシーンではないのに…。
今でも思い出すと涙が出そうになる、その「声」。

再び巡り逢えて良かった。
最近かなり疲れ切っている、枯渇している私にタップリと栄養補給。

贅沢をしたなぁ、私。



※高校の同級生にお芝居好きがいて彼女に聞いたのだが鈴木綜馬さんは四季にいたころは「芥川えいじ(漢字は失念)」という名前で活躍されていたそうだ。
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